より絵本を楽しみむために！

読み聞かせをするとき、どんな絵本を与えればいいのか分からないパパやママもいらっしゃることでしょう。
絵本は赤ちゃんから大人まで、幅広い年齢の方が楽しめますが、子どもの成長に合わせた絵本を読んであげることがより楽しむことができます。

絵本の見方、考え方

年齢にあった絵本とは
・絵本のテーマ
・表現方法
・絵本の文節の数
　文章の長さ
などの要素があります。

小さな子どもだからと言って幼稚なものでいい訳ではありませんし、年長さんになったからと、難しいテーマのものを読ませても飽きてしまうだけです。

安心安全の「定番絵本」

絵本の世界には「定番絵本」といって長い間、読み繋がれている（長いものでは50年以上！）珠玉の絵本たちがあります。
新刊でも楽しい絵本はありますが、長い間読まれている「定番絵本」の安心感は代えがたいものです。

「定番絵本」と呼ばれるものは、おすすめの年齢を超えても長く楽しむことができるので、何千回でも読み尽くせます。

年齢別　おすすめ絵本

年齢別のおすすめ絵本の特徴と「定番絵本」を中心としたおすすめ絵本を紹介します。

0歳　おすすめ絵本

赤ちゃんはママのお腹の中にいるときから（妊娠7ヶ月前後）、実は耳が聞こえています。
なので、まだ目が見えない時分からでも読み聞かせは有効だと言われています。
生後10ヶ月ごろから目は見えてきますが、まだ聞かせる見せるというよりも、赤ちゃんと楽しみながら絵本と遊んでください。
身の回りのもの食べ物、動物などの絵本がおすすめです。

いないいないばあ

松谷みよ子
ねないこだれだ

せなけいこ
くだもの

平山　和子
おひさま　あはは

前川かずお

1歳　おすすめ絵本

たくさんのことに興味を示し始める頃です。まだまだ上手くお話はできませんが、色々なことへの第一歩が始ます。
ここで大活躍するのが絵本で、ことば、音、色、形と様々に読み聞かせで伝えることができます。
リズミカルなことばや、インパクトのある絵に重きを置いた絵本がおすすめです。

だるまさんが

かがくい　ひろし
しろくまちゃんのほっとけーき

わかやま　けん
ふうせんねこ

せな　けいこ
ぴょーん

まつおか　たつひで

2歳　おすすめ絵本

「魔の2歳」と言われる「イヤイヤ期」がやってきます。感情とことばが発達しつつもアンバランスになる厄介なお年頃です。
「やりたいけどできない」、「うまくママに伝えきれない」的なこの時期に読ませたい絵本は、自分自身と重なるような絵本、語感が面白く思わずまねをしたくなるような絵本がおすすめです。

ぞうくんのさんぽ

なかの　ひろたか
おでかけのまえに

筒井　頼子
もじゃもじゃ

せな　けいこ
はけたよはけたよ

かんざわ　としこ

3歳　おすすめ絵本

3歳頃になるとことばが豊かになり、記憶力や集中力もアップしてきます。
しかし、まだあまり複雑なストーリーを理解することはできませんので、昔話や寓話などシンプルなストーリーの絵本や、繰り返しの要素が入るお話、自分が疑似体験しているような絵本がおすすめです。

はじめてのおつかい

筒井　頼子
おおきなかぶ

Ａ・トルストイ
はらぺこあおむし

エリック・カール
しんせつなともだち

ファンイーチュン

4歳　おすすめ絵本

感情を理解し表現するのが上手くなり、個性が出てくる時期です。
絵本の登場人物に感情移入し、物語を積極的に楽しめるようにもなります。
ファンタジー的な空想力もついてきますので、違う世界を楽しめる絵本や冒険的で楽しい発想力を養える絵本、新しい一歩を踏み出すきっかけになるような絵本がおすすめです。

かいじゅうたちのいるところ

モーリス・センダック
三びきのやぎのがらがらどん

ノルウェーの昔話
どろんこハリー

ジーン・ジオン
すてきな三にんぐみ

トミー・アンゲラー

5歳　おすすめ絵本

幼稚園・保育園では年長さんでお兄さん、お姉さんとなり、自分の周囲のことが一層見えてくる時期。
楽しさ、悲しみ、怖さなどの感情も、以前に比べ深く理解できてきます。
よりストーリー性が高い絵本、社会性・善悪に関わるような絵本がおすすめです。

おしいれのぼうけん

ふるた　たるひ/たばた　せいいち
ねむりひめ

グリム童話
スイミー

レオ・レオニ
ずーっとずっとだいすきだよ

ハンス・ウィルヘルム

6歳　おすすめ絵本

小学生になると、今までと違う生活のリズム、今まで以上のお友達、新しいことが次々に始まります。
誰もが文字を覚えていくスタートラインに立ちますが、文字を音読できるのと文章を理解できるのは違います。一人で読んでいく楽しさを尊重しつつも、読み聞かせで楽しくサポートしてください。
深く物語が楽しめる絵本、新しいことに挑戦するような絵本がおすすめです。